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2015.08.21更新

ビールは腎臓結石を予防する 平成27年8月5日
腎臓結石は比較的発生頻度の高い疾患であり、一生のうち一度でも発症する率が男性では10%以上、女性でも7%程度あるといわれています。また、再発率の高いのも特徴です。
研究は194.095人を対象として行われました。調査対象とした飲み物は砂糖入りコーラ、人工甘味料入りコーラ、コーラ以外の人口甘味料入り飲料水、コーヒー、カフェインを除いたコーヒー、紅茶、赤ワイン、白ワイン、ビール、リキュール、りんごジュース、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、トマトジュース、その他のジュース、パンチ(カクテル)、牛乳、無脂肪牛乳、水でした。それぞれ、1週間に1杯以下、2~4杯、5~6杯1日1杯以上の群に分けて調査を行い腎臓結石の発症率との比較検討を行いました。
 その結果、1日1杯以上の砂糖入りコーラを飲んだ群は、その摂取量が1週間に1杯以下の群に比べて23%腎臓結石発症のリスクが高くなっていました。また、コーラ以外の砂糖入り飲料水では、前者の群が後者の郡に比べて33%リスクが高まり、パンチでは18%リスクが高まりました。
 一方、コーヒーでは26%リスクが減少し、紅茶では11%、赤ワインでは31%、白ワインでは33%減少となりました。そして、ビールでは41%のリスク減少があり、本調査の中で最も減少していました。ビールがリスクを軽減させる理由として、アルコールの利尿作用があげられており、ワインもリスク軽減に働くこともこの考えを支持しているとしています。利尿作用のあるものと共に水分補給することが腎臓結石予防には有効のようです。

投稿者: 柏木歯科医院

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