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2023.10.16更新


こんにちは
多くの方が、歯が白く輝いている状態をお望みになります。
歯を白くするのは審美歯科の得意とするところですが、その方法は一つではなく、実はいろいろあります。
今回は、歯を白くする方法について、歯を削るか削らないかに分けて、ご紹介します。
<h2>歯を削らずに白くする方法</h2>
まず、歯を削らずに白くする方法からご説明します。
<h3>ホームホワイトニング</h3>
ホームホワイトニングは、マウスピースにホワイトニングジェルを入れて、ご自宅でご自身でしていただくホワイトニングです。
ご自身でしていただくといっても、全ての工程をご自身でというわけではなく、初回のマウスピースの製作は歯科医院で受けていただく必要があります。
ホームホワイトニングは、歯が白くなるまでに時間がかかりますが、一度白くなると、効果がとても長持ちするのが利点です。
<h3>オフィスホワイトニング</h3>
オフィスホワイトニングは、歯科医院で受けていただくホワイトニングです。
オフィスホワイトニングは、即効性が高く、早い人ではその日のうちに効果を実感していただけます。
反面、効果が長持ちしにくく、ホームホワイトニングほど、長い間白さをキープすることができません。
<h3>デュアルホワイトニング</h3>
デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を同時に進めるホワイトニングです。
ホームホワイトニングの利点である長持ちするところと、オフィスホワイトニングの利点である即効性という両方の利点が得られます。
反面、2種類のホワイトニングを同時に進めるので、治療費が高いのが難点です。
<h3>ウォーキングブリーチ</h3>
ウォーキングブリーチは、歯の内側の空間である根管の中にホワイトニングジェルを流し込み、歯の内側から歯を白くするホワイトニングです。
この方法は、ホワイトニングジェルを作用させるのが、根管なので、歯の神経がなくなっている歯にしか適用できません。
<h3>歯のマニキュア</h3>
歯のマニキュアは、指にマニキュアを塗るように、歯の表面に白いプラスチック系の材料を貼り付けて歯を白くする方法です。
貼り付けるだけなので、1日でできますし、銀歯も白くすることができます。
色に不満があったとしても剥がせば元に戻ります。
ただし、歯のマニキュアは、1~3ヶ月ほどで剥がれて取れてしまうのが難点です。
セラミッククラウンなど、一部のケースではおすすめできないことがあります。
<h3>ノンプレップベニア</h3>
ノンプレップベニアは、歯を削らずに、歯の表面にセラミックの薄いカバーを専用の接着剤で貼り付けて歯を白くする方法です。
この後、紹介するポーセレン・ラミネートベニアとよく似ていますが、ノンプレップベニアは歯を削らないところに違いがあります。
歯を削らないので、歯を傷めることがないのが利点ですが、フィット感ではポーセレン・ラミネートベニアの方が優れています。
<h2>歯を削って白くする方法</h2>
歯を削って白くする方法は、歯の色だけでなく、歯の形も同時に整えられます。
<h3>ポーセレン・ラミネートベニア</h3>
ポーセレン・ラミネートベニアは、歯の最も表面部分であるエナメル質部分だけを薄く削り、セラミックのカバーを貼り付けて歯を白くする方法です。
歯のエナメル質部分を削るだけなので、歯がしみることもありません。
変色した歯を白くするだけでなく、矮小歯のように小さな歯の形もきれいに整えることができます。
ただし、薄いセラミックのカバーなので噛み合わせの力には耐えられませんから、噛み合う部分や矯正治療が必要なほどの歯の位置のずれがある場合には使えません。
<h3>陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)</h3>
セラミッククラウンは、セラミック材料で作られたクラウンです。
セラミック材料は、色合い、光沢感のいずれも本物の歯と近いので、本物の歯と見紛う仕上がりが得られます。
ただ、セラミックは割れやすいのでそのままでは利用しづらいものでした。
そこで、セラミックの内側を金属で補強して、セラミックの弱点を解消したのが、陶材焼付鋳造冠です。
金属を使うといっても、外側に見えている部分は内側の縁のあたりのごく一部だけなので、まず見えません。
<h3>ジルコニア・オールセラミッククラウン</h3>
陶材焼付鋳造冠は、優れたセラミッククラウンですが、金属を使う以上、セラミックの持つ光の透過性という優れた性質が損なわれてしまいます。
そこで、近年内側を金属に代えてジルコニアというセラミックで補強し、全てセラミックで作られたジルコニア・オールセラミッククラウンが登場しました。
ジルコニア・オールセラミッククラウンなら、金属材料を一切使わないので、セラミックの持つ光の透過性が最大限いかせます。
このため、ジルコニア・オールセラミッククラウンは、文字通り本物の歯と同じくらいの仕上がりを有しています。
また、歯科用金属にアレルギーのある方にも安心して使っていただけます。
<h3>e-max</h3>
E-maxは、二ケイ酸リチウムガラスというガラス系セラミック材料で作られたセラミッククラウンです。
ガラス系というだけあって、光の透過性は大変優れています。
こちらも、金属は一切使いません。
ジルコニア・オールセラミッククラウンは、内側のジルコニアと、外側のポーセレンという二層構造になっていることが多いですが、e-maxは、すべて二ケイ酸リチウムガラスで作られています。
<h2>まとめ</h2>
今回は、歯を白くする方法についてご紹介しました。
歯を削らずに白くするには
①ホームホワイトニング
②オフィスホワイトニング
③デュアルホワイトニング
④ウォーキングブリーチ 
⑤歯のマニキュア
⑥ノンプレップベニア
歯を削って白くする方法は
①ポーセレン・ラミネートベニア
②陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)
③ジルコニア・オールセラミッククラウン
④e-max
などがあげられます。
いずれの方法にも利点や難点がありますので、ご自身のご希望に沿ったものを選ぶことが大切です。
当院は、これら歯を白くする方法の専門知識や治療経験の豊富な歯科医院です。
もし、歯を白くしたいとお考えの方は、当院でご相談ください。

投稿者: 柏木歯科医院

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