• 柏木歯科医院
  理事長 柏木 勝

私が歯科医になった頃は、むし歯の患者さまが多い時代で、大学病院などは何年も先の予約まで埋まっている状態でした。そこで、むし歯になる患者さまを減らすという根本的な問題解決が急務であると感じ、口腔衛生という予防に重点を置いた専門に進んで研鑽を積み、博士号を取得しました。

その後、小児歯科を中心にした予防の研究機関に進んだ後、小田原のこの地に柏木歯科医院を開設したのが39年前になります。
松田町で生まれ育ちましたので、小田原は映画や買い物などで来る機会が多く、私にとって憧れの場所でした。新鮮な海の幸、山の幸がふんだんにあり、気候も良く、歴史ある街でとても気に入っています。

柏木歯科医院では開設以来、予防を中心に地域に密着した歯科医療を行ってきました。
時代が進み、むし歯や歯周病の予防をしっかり行うことは、かけがえのない歯を守ることという認識が一般的になってきている現在、地域に貢献するために当医院が果たすべき役割はますます大きくなってきていると感じています。

予防をしっかり行うには、その前段階のていねいな治療が欠かせません。

また、患者さまおひとりおひとりに最適な予防メニューをお作りするためには、ご希望に応じてお口の中をトータルに診療することも必要になってきます。当医院では、お口の中のトラブルをすべて安心してお任せいただける体制作りを心がけております。

予防の重要性はわかっていても、なかなか続かないという方も多いと思います。
柏木歯科医院では、「続けたくなる予防ケア」をモットーに予防診療を行っています。顕微鏡で細菌の数を実際にチェックしてその変化を確認するなど、患者さまご自身に効果を実感していただくのも大切なプロセスです。楽しいから続けたくなり、欠かせない習慣に育っていく。それが当医院の予防に対する基本的な考え方です。

かけがえのない歯をお守りする予防歯科は、縁あってご来院された患者さまの人生をより素晴らしいものにするお手伝いができる診療です。これからも研究を重ね、よりよい歯科医療を通じて地域に貢献していきたいと考えています。