スタッフブログ

2023.03.31更新

インプラントも歯周病になります!
歯は口の中に出ている部分を歯冠、歯肉を通じて顎の骨の中に埋まっている部分を歯根といいます。歯肉と歯根の境目の歯肉は歯にぴったりとくっ付いているわけではなく、2~3ミリ上部は、はがれていて隙間になっています。食後の歯磨き等の手入れが悪いと、歯周病菌が、この隙間に住み付いて、やがて歯肉炎、歯周病となって歯根を取り囲む顎の骨を溶かしていきます。これが歯周病です。
インプラントは人工歯根といわれるように、歯根の部分が金属製でできていて、それを顎の骨に埋め込むことによって成立つものです。
ですから、食後の歯磨き等の手入れを怠ると歯周病と同じようにインプラントを取り囲む骨が溶けてしまいます。これをインプラント周囲炎といいます。
歯根を取り囲む歯肉は、正常には上部2~3ミリははがれていますが
その直下は生理的にくっ付いていて歯周病菌を寄せ付けませんが、インプラントは歯肉とはくっ付きませんので、まともに歯周病菌の攻撃を受けやすいことになります。そのような意味では余計に手入れが大切になってきます。

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投稿者: 柏木歯科医院

2023.03.20更新


この報道のもととなったのは、実験的に酸性炭酸飲料に歯の象牙質の試験片を90秒浸した後、口の中に戻して、その後の歯磨き開始時間の違いによる酸の浸透を調べた酸蝕症の論文によるものです。
この結果から、食後すぐの歯磨きが歯を溶かしてしまうとしたが、実際には口の中の歯の表面は酸に対する抵抗性が最も高いエナメル
で覆われています。正常な歯の象牙質はエナメル質で覆われていて、実験のように象牙質が直接酸に侵食されるようなことはないのです。
また、唾液が潤っている歯の表面は唾液が酸を中和する働きがあり、酸性飲料や酸性食品の頻繁な摂取がない限り、すぐには歯が溶けないような防御機構が働きます。つまり、一般的な食事では歯が削れたり溶けたりすることは起こりにくいことが云えます。
歯磨きの目的は歯垢の除去、すなわち酸を産生する細菌を取り除くとともにその原料となる糖質を取り除くことにあります。
歯磨きをしないままでいると,歯垢中の細菌によって糖質が分解し酸が産生されて酸が溶け出す脱灰が始まります。
やはり食事後は早めに歯磨きをして歯垢を取り除きましょう!

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投稿者: 柏木歯科医院

2023.03.13更新


まだ歯科治療を必要としない前のむし歯の初期状態(初期むし歯)
を、唾液中のカルシウムの溶解性を高めることにより初期むし歯の再石灰化を促進する素材として、リン酸オリゴ糖カルシウム(POs-Ca)が開発された。
POs-Caは馬鈴薯デンプンの糖化液より分離・調製される高水溶性のカルシウム素材である。通常のカルシウム塩は唾液中のリン酸や歯科用品に用いられるフッ化物と反応して不溶性の塩を形成するのに対し、POs-Caは溶けた状態を安定に保持できる。つまり、POs―Caはリン酸イオンやフッ化物イオンと共存した状態で唾液中に溶け、初期むし歯部位に浸透して再石灰化を促進する。
実際に、POs-Ca非配合、POs-Ca配合、POs-Ca・フッ化物配合ガムを作製し、1日3回、2週間摂取した際の脱灰エナメル質の再石灰化レベルをX線を用いて調べたところ、POs-CaおよびPos―Ca・フッ化物を配合した際に、有意に高い再石灰化効果と歯の結晶構造の再構築が認められた。また、硬さも元の硬さにもどった。POs-Ca配合のガムを食べよう!

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投稿者: 柏木歯科医院

2023.03.06更新

歯周ポケットの話
鏡で歯と歯ぐきの境目を見ると、歯と歯ぐきがぴったりくっついているようですが、実は境目にある歯と歯ぐきは、はなれていて探針でさぐるとすき間になっています。すき間の深さは1ミリから3ミリぐらいまでは誰にもあって、正常の範囲内ですが、そのすき間は歯の周囲全体に存在しています。それを歯周ポケットと言っています。ところで、歯の周囲の歯肉をさわると、薄くて硬い感じがしますが、歯肉の下は直ぐ骨になっていて、歯の根を支えています。
食事で主食の糖質を含んだ炭水化物を食べて、歯の周囲に食べかすとして残すと、それをエサにしてむし歯菌のような細菌が繁殖して歯垢を作ります。これは通称「歯くそ」といわれるもので、白くネバネバして歯にくっついて、うがいを何度してもとれません。歯垢はやがて歯周病菌も繁殖して、歯周ポケットに入り込み、一定数増殖するとポケット内部の歯肉を犯して歯肉炎となります。歯肉炎はやがて歯を支える骨まで侵されて歯周病になります。この時歯周ポケットは4ミリ以上になります。歯周ポケットをはかりことは、歯周病を知る目安になります。

 

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